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避難所の空調設備…現状は? 小中学校の体育館で設置進む 香川の設備設置率は27.5%

 2026年7月、猛暑の中で起きた熊本地震では避難所の空調設備が課題となりました。香川県でも避難所となる学校の体育館への空調設備の設置が進んでいます。

 文部科学省の調査によりますと、2026年5月1日時点で香川県の小中学校にある体育館の空調設備設置率は全体で27.5%。全国平均31.7%を4ポイント程下回っています。

 設置が完了している市や町もありますが、坂出市や善通寺市などでは0%でした。

 これから設置を始める坂出市に取材してきました。

(柳下遥リポート)
「外は比較的涼しい日ですが、中に入ると空気がこもっていて蒸し暑く感じます」

 坂出市には小・中学校があわせて12校あり、すべての体育館が避難所に指定されています。

 全ての学校で教室や特別教室にはすでに空調設備が設置されていますが、体育館にはまだ設置されていません。

(坂出小学校/東河翔士 体育主任)
「2階にも窓があるんですけれどもすべて開けていても大変蒸し暑いと感じる。授業後にしんどいですと言って保健室に行く子もいたので大変暑い」

 坂出市教育委員会によりますと現在8つの小中学校の体育館に空調設備の設置が決定していて、2027年度中の設置完了を目指しています。

 これまで設置できなかったことについて坂出市教育委員会は「費用」に課題があったとしています。

(坂出市教育委員会教育総務課/信髙大輔 技師)
「体育館の規模や構造にもよると思うんですけど、1棟あたりの費用はだいたい1億円前後。令和6年度に空調設備の設置にあたって国の方で補助金が発表されましてそちらの方が大きなきっかけとなっています」

 文部科学省は、2024年度から2033年度に行われる屋内運動場の空調設備の新設や関連工事に対し、費用の2分の1を補助しています。

 全国でも多くの自治体が活用し、2026年度、香川県では坂出市のほか三豊市などで活用しています。

 一方、空調設備の設置には多くの時間も要します。体育館1棟あたりの工事期間は半年から1年ほどですが、設計や業者選定なども含めると完了までに2年から3年ほどかかります。さらに全国で設置工事が相次いでいることで長くなる可能性も。

(坂出市教育委員会教育総務課/信髙大輔 技師)
「計画段階で空調の室外機だったりとかものの納期の方がかなり時間を要すということでお伺いしていました」

 坂出市では工事に合わせてすぐに納品できるよう事前に業者に相談するなどしておいたそうです。

(坂出市教育委員会教育総務課/信髙大輔 技師)
「(空調設備の設置で)子どもたちと地域の方々にも安心してご利用いただけたらと思います。設置したら完了というわけではないので課題を確認しながら解決する方向を探っていければ」

KSB 報道
執筆:KSB報道
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