クラクションを鳴らし、200メートルにわたって蛇行運転を繰り返すなど危険な運転をしたとして男が逮捕されました。被害者が語る恐怖の一部始終です。
■蛇行運転 恐怖の“一部始終”
後ろから鳴らされたクラクションに車を止めると、猛スピードで追い抜いてきた車が前をふさぐように蛇行運転を開始します。かと思うと急ブレーキを掛け、またセンターラインをまたいでの蛇行。行く手を邪魔する形でのあおり運転です。
車から降りてきた男との一部始終を被害者が明かしました。
3月、東京・青梅市で約200メートルにわたって行われたあおり運転を捉えた映像。逮捕されたのは近所に住む59歳のパート従業員・岡原篤哉容疑者です。
青梅街道を西方面に向かっていた被害者の後ろに容疑者の車が付いてきたといいます。被害者は、あおり運転をされる心当たりはないと語ります。
被害者 「急に後ろからぴったりくっつかれて、そこからクラクション鳴らされて、あおり始めた。ちょっと一回どこうと思って。端に寄って先に行ってもらおうとしたら…」
そこからはドライブレコーダーの通り、約200メートルを30秒にわたってあおり運転が行われることに。さらに、被害者が車を止めると…。
被害者 「向こうが降りて来たので自分も降りて、『何ですか?』と言うと、『お前ふざけんじゃねえ、くそがき。お前(スピードが)遅いんだよ』と言ってきたので、『遅くねえし、普通に走ってる』という言い合い…」
通報で駆け付けた警察が間に入ったといいます。それでも…。
被害者 「初めての経験で恐怖心はすごくあった。どこまで付いてくるんだろうという感じでいました」
岡原容疑者は「今ここでは何も言いません」と認否を留保しています。
周辺では似た車が危険な走行をしているとの情報が複数あり、警視庁が関連を調べています。