踏切事故直前の映像を入手。そこには、踏切の中で信号待ちをしていたとみられる女性2人の姿が…。
■防犯カメラに姿…なぜそこに?
9日、神戸市の踏切で中国籍の女性2人が電車にはねられ、その後、死亡が確認されました。
事故が起こる2分半ほど前の映像を入手しました。
2人の女性は踏切を渡り、車道の手前で立ち止まりました。
この時、2人は遮断機が下りた踏切の内側で2人とも線路の外を向いて立っていました。
そして悲劇が…。
近所の人 「危ないから事故を聞いた時に、ここのことだろうとすぐに分かった」 「(Q.周りからも結構危ないなと?)それは皆言っている」
実は山陽電鉄によると、この踏切では2009年以降、死亡事故を含む4件の事故が発生しています。
地元の人も危険と話す踏切、その訳は。
踏切の内側にいた女性の視点から見てみると、踏切の目の前に信号があります。そして…。
信号待ちするスペースは非常に狭く、傾斜がついています。
自転車を押しているとまっすぐ立てないほどの狭さです。
近所の人 「初めての人は傾斜もついているので、トラックが気になって内側で待つ可能性はある」
事故の原因は信号待ちスペースの狭さだけではないと専門家は指摘します。
鉄道ライター 伊原薫さん 「現場を見て感じたのは遮断機の内側にポールがある。遮断機があってポールがある。こちら(遮断機の内側)で待つこともある。ポールをガードレールの方まで持ってくるのも簡単な対策としてある」