非正規雇用の人たちが勤務先の企業に対して賃上げなどを求める「非正規春闘」が5日から本格的に始まりました。「10%以上」の賃上げなどを求めています。
非正規雇用の人たちを支援する労働組合で作る非正規春闘実行委員会は今年の方針として、全体で「10%以上」の賃上げや、保育士などのエッセンシャルワーカーや非正規公務員の大幅賃上げなどを求めていくと明らかにしました。
交渉先は全国の企業144社や都内10の自治体に及びます。
実行委員会が非正規雇用の人らを対象にした調査では、特に就職氷河期世代の人たちから「老後の貯えも十分できず路頭に迷うのでないかと不安」などの声が上がっているということです。
労働組合のない会社で働く人も春闘に参加できるように、賃上げなどを相談するホットラインの開設やホームページからの相談も受け付けています。