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「拉致についてお話ができるように」横田早紀江さんらコメント 日米首脳会談受け

社会

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 石破総理大臣とアメリカのトランプ大統領が初めて首脳会談を行ったことを受けて、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの母親・早紀江さんが「信頼していただいて拉致についてお話ができるようになってほしい」などとコメントを出しました。

 横田早紀江さん(89)は「石破さんも最善の努力をしてくれているなと思って見ていた。それぞれの国にもっと大きな問題がありますから、アメリカがどこまで拉致問題の話をしてくれたかは分からないんですが、話をなさってくれていたらいいなと思っています」とコメントしました。

 トランプ大統領が北朝鮮の金正恩総書記との関係を強調したことに関しては、「本当は皆が仲いいのが一番なんですけど、トランプさんはいろんな形で上手にお話をなさるので向こうも話しやすいのではないかなと思います」と話し、拉致問題については「石破さんは石破さんでいいところもおありでしょうから、安倍さんの時とはまた違った形で、信頼していただいて拉致についてお話ができるようになってほしいと思います」と期待を寄せました。

 また、横田めぐみさんの弟で、拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(56)は、「首脳会談で拉致問題解決の必要性を表明し米国の支持を得られたこと、北朝鮮による人権侵害に対して日米が歩調を合わせられたことはよかった。家族会の親世代が健在なうちに日本の地で再会できることが重要。これが果たされなければ再び制裁と圧力強化に軸足を移す」とコメントしました。

 日本政府に対しては「要求の水準を下げることなく、連絡事務所や合同調査委員会設置といった時間稼ぎと幕引きに加担することがないよう注意していただきたい」と話しました。

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