中国を訪問している日本の経済界のトップに対し、自動車などを担当する工業情報化省の幹部は「サプライチェーンや自由貿易を守ってほしい」と呼び掛けました。
工業情報化省 熊継軍次官 「経済や貿易・科学技術を政治化し、貿易規制や政治弾圧の手段とし、正常な協力を妨げる不調和な現象が起きている。日本の経済界の人たちには積極的な役割を果たし、グローバルな自由貿易体制とサプライチェーンの安定を守ってほしい」
工業情報化省の熊次官はアメリカなどを念頭に一部の国が「グローバル経済に深刻な影響を及ぼしている」と懸念を表明しました。
そのうえで、日本企業に対し中国との協力を進めるよう呼び掛けています。
これに対し日本側も「保護主義はリスク要因だ」と応えたうえで、中国側に過度なデータ規制などを控えるよう求めています。