再びピークを迎えた今季最長寒波。寒さがこたえる3連休の観光地に熱気であふれる場所がありました。
■3連休の観光地に“熱気”なぜ
日本海側では、居座り寒波がピークを迎えています。実に8日目となった寒波。各地で異様な光景を生み出しています。滑り台やブランコがある何の変哲もない公園も…。
滑り台やブランコは雪に埋もれ、街灯にも手が届くほどに。
3連休最終日を迎えた京都府。ここでは雪が絶景を生み出しています。
京都府民 「雪の三千院、初めて来た。きれいで感動している」
初夏は新緑を。秋は紅葉で赤く染まる京都大原三千院。冬は舞い落ちる雪が静寂の世界を作り出します。境内から広がる厳かな白銀の世界。茶碗から立つ湯気が、その寒さを物語ります。
京都府民 「市内と全然、雪の感じが違う。頑張ってきて良かった」
三千院門跡 宇田泰観僧侶 「(雪は)朝方、全くなかった。急に降ってきた。雪かきが大変。朝から汗だく」
寒波にもかかわらず、多くの人が詰め掛ける場所がありました。寒さに負けず、あるパンが人気です。
新潟県の阿賀野川を下る遊覧船。3連休最終日。日本百景の1つでもある白く染まる渓谷を船頭の軽快なトークをBGMに下っていきます。
船頭 「阿賀野川の長さは(全国で)10番目。大したことはないですね」
県内からの観光客 「雪は見飽きてますが、それと違ってきれいな雪」
太平洋側にある和歌山県白浜町。アドベンチャーワールドのパンダも雪が舞うなか、竹の葉を食べます。それでも季節は、ゆっくり進んでいます。
東京の湯島天神では見頃を迎えた梅に多くの人が…。
梅を見に来た親子 「春が来たなって感じがして、すごくいいですね」 「(Q.梅を見てどう?)どうも思わない」 「毎年、来ているので、そのうち分かってくれるかなと思います」
ここも寒さに負けず、熱気にあふれます。茨城県常総市にある道の駅。開店から飛ぶように売れていたのが…。
アナウンス 「カスタードメロンパンとクリームメロンパンが残り10点ほど」
メロンの生産量日本一として知られる茨城県。30分ほどで売り切れるほどのカスタードホイップクリームが入ったメロンパンや時間制限30秒、800円の干し芋の詰め放題に多くの人が詰め掛けていました。
川崎市から来た観光客 「(Q.結構、入った?)バッチリです」
宇都宮市から来た観光客 「ヒートテックを重ね着すると温かい。3枚着ている」
厚木市から来た観光客 「毎日、裏起毛のタイツをいる」
戦利品のイモも寒さ対策に…。
東京から来た観光客 「焼いたり、お味噌汁に入れたり、ふかしたり。味噌汁」
千葉県から来た観光客 「カイロを色んなところに貼る」
温めるところも人それぞれ…。
東京から来た観光客 「背中が暖かいと温まる。警視庁のX(旧ツイッター)で肩甲骨の間に貼ると温かいとやってた」
川口市から来た観光客 「“首”と名の付くところは冷やさない。温めるというか、出さないように手首、足首、首」
栃木県から来た観光客 「手で持ったり、おなかに入れたりして」
ひと際薄着の小学生。その理由がありました。
八王子市から来た観光客 「寒い」 「(Q.オシャレのために我慢?)うん。そういうことでもある」 「ギャルに憧れているんだよね」 「(Q.ギャルになりたい?)なりたい!黒ギャル!」