トルコからの分離独立を目指して40年以上武装闘争を続けてきた反政府武装組織PKK=クルド労働者党が即時停戦を宣言しました。
ロイター通信などによりますと、PKK=クルド労働者党は1日、刑務所に収監されている指導者オジャラン氏の武装解除の呼び掛けに応じ、トルコ政府に対する即時停戦を宣言しました。
オジャラン氏は先月27日、武装解除と組織の解散を呼び掛けていて、これにトルコ政府も支持を表明していました。
PKKは声明の中で「攻撃されない限り武力を使わない」と発表したうえで、武装解除などはオジャラン氏の指導のもとでのみ可能だとして、オジャラン氏の釈放を求めました。
PKKは1984年にトルコ政府に対する武装闘争を開始し、これまでに数万人が死亡したとされています。