山火事の収束が見通せず、避難指対象地域示拡大の不安が募るなか、避難してきた人たちの支援を続ける飲食店を取材しました。
岩手県大船渡市三陸町越喜来にある「お食事処三平」です。
近くに避難所の1つ、三陸公民館があり、避難してきた人たちへの食事の無償提供を続けています。
この店は東日本大震災で被災し、7年前、今の場所で再建しました。
菊地真喜子さん 「うちら店が(津波で)流されてしまって、これからどうやって生活していくかどん底になってしまった時期があったから。今、頑張って少しでも温かいラーメンとか食べてって気持ち」
支援を続けながら、いつ自分たちの住む地域が避難指示の対象になるかもしれないという不安もあります。
店主 菊地憲行さん 「車に荷物をそれぞれ子どもたちがまとめて積んで隣町に避難させている。(火が)消えて笑顔が多くなって食べてもらえればいいんだけど。早く消えてもらいたい」