肌の再生などをうたった再生医療を無届けで行ったなどとして九州厚生局は5日、福岡市のクリニックの管理者に再発防止を求める改善命令を出しました。現時点で健康被害は確認されていません。
厚生労働省によりますと、改善命令が出されたのは福岡市の「福岡MSC医療クリニック」の管理者と運営する「医療法人聖慈会」です。
このクリニックでは、患者本人の脂肪由来の幹細胞を使った肌再生やむくみ予防などの再生医療を無届けで行うなどしていたということです。
去年、情報が九州厚生局に寄せられて立ち入り検査などを行った結果、複数の法令違反が確認されました。
100件以上の無届けの治療が行われたということですが、現時点で健康被害は確認されていないということです。