将棋の順位戦A級のプレーオフで、永瀬九段(32)が佐藤九段(37)に勝利しました。来月から始まる名人戦で藤井七冠に挑戦します。
将棋の順位戦は、トップのA級からC級2組まで5つのクラスがあります。
A級では棋士10人が総当たりで対局し、優勝者が名人戦の挑戦権を獲得します。
4日、6勝3敗の首位で並んだ佐藤天彦九段と永瀬拓矢九段のプレーオフが東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、対局開始から14時間以上経過した5日午前1時前に永瀬九段が勝利しました。
来月9日から始まる名人戦で、藤井聡太七冠(22)に挑戦します。
永瀬九段が名人戦に挑戦するのは初めてです。
勝利後のインタビューで、永瀬九段は「名人は子どもの頃から誰もが目指すタイトルのひとつ」「藤井名人と対局すると得るものが多いので意識して一局一局考えていきたい」と名人戦への意気込みを語りました。
永瀬九段は現在、王将戦でも藤井七冠に挑戦しています。