ガザ地区の停戦に伴う人質の解放に関し、アメリカ・トランプ政権がイスラム組織「ハマス」と直接交渉していることが分かりました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は5日、情報筋の話として、人質問題の担当特使がこの数週間の間にカタールの首都ドーハでハマスの関係者と会談したと報じました。
1997年にアメリカがハマスをテロ組織と指定して以来、直接交渉するのは初めてで、イスラエルへの同意もなく歴代の政権が取らなかった手段だとしています。
会談では、現在もガザ地区で人質となっているアメリカ人5人の解放が主な議題でしたが、残りの人質の解放や長期的な停戦に達するための合意についても協議されたということです。
ただ、合意には達していないとしています。
ハマスは今も59人を拘束していて、このうち35人はすでに死亡しているとされています。