アメリカの提示したガザ地区停戦の第1段階を延長する案をイスラム組織「ハマス」が拒否したことを受けて、イスラエルはガザ地区への物資の搬入をすべて止めると発表しました。
イスラエル首相府は2日、「ネタニヤフ首相がガザ地区へのすべての物資の搬入を停止することを決定した」と声明を出しました。
アメリカの提示した案にイスラエルは合意したにもかかわらず、ハマス側は拒否したためとしています。
そのうえで「ハマスが拒否を続ければ、さらなる影響が出る」と圧力を強めています。
一方のハマスは「人質が帰還する唯一の方法は合意を順守し、第2段階の交渉を直ちに始めることだ」と訴えています。
アメリカはイスラム教とユダヤ教の宗教的行事の期間、戦闘を停止し、停戦の初日にはハマスが残る人質の半数を解放するという提案をしていました。