アメリカのトランプ大統領は関税を巡ってカナダのトルドー首相と電話で会談したと明らかにしました。合成麻薬に対するカナダ側の対策が不十分だと不満を表明しています。
トランプ大統領は5日、自身のSNSでカナダのトルドー首相から電話があり、「関税についてどうすべきか尋ねられた」と明らかにしました。
電話会談は「ある程度、友好的な雰囲気だった」としながらも、合成麻薬フェンタニルや不法移民を巡る対策が不十分で、カナダの国境政策が「問題の主な原因だ」と伝えたとしています。
カナダ側は改善しているという認識を示しましたが、トランプ氏は「確証は何もない」と応じたということです。
ホワイトハウスのレビット報道官は5日、トランプ大統領が4日にフォードなど大手自動車メーカーの経営陣と会談したと述べ、カナダとメキシコに対して4日に発動した25％の関税のうち自動車は1カ月間免除すると発表しました。
