流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、5月27日付で井阪隆一社長が退任すると発表しました。今月6日に取締役会を開き、9年ぶりとなる社長交代を決めました。
後任は社外取締役のスティーブ・デイカス氏で、初めての外国人トップに就任します。
デイカス氏はアメリカの「ウォルマート」などを経て、スーパー「西友」の最高経営責任者などを務めました。
セブンはカナダのコンビニ大手から買収提案を受けていて、トップの刷新で企業価値を上げ、「独立路線」を模索していくものとみられます。
取締役の異動は5月27日に開催を予定する株主総会の承認をもって行われ、井阪氏は「特別顧問」に就任予定だとしています。