政府は「高額療養費制度」の見直しを巡り、今年8月に予定している負担上限額の引き上げを見送ることも含め検討に入りました
（政治部・杉本慎司記者） 衆議院の予算審議のなかで2度の修正を行った政府ですが、与党内では「このままだと参院選はボロ負けだ」などと凍結を求める声が相次ぎ、改めて検討に入った形です。
高額療養費制度の見直しを巡り、石破総理は2度にわたって修正を図り、物価上昇などに伴う今年8月の1度目の引き上げは行うものの、来年以降は患者団体の意見も聞きながら改めて検討する予定でした。
7日朝の閣議の後、担当する加藤財務大臣と福岡厚労大臣は官邸に残り協議しました。
また、自民党本部にも財務省と厚労省の幹部が入り、森山幹事長や小野寺政調会長と面会しています。
石破総理は7日夕方、総理官邸でがん患者団体の関係者らと面会する予定です。
