ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

海の緊急通報118番 約99%が無関係の内容 過去には「潜水艦が上陸」と虚偽通報も

社会

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 海で事件や事故にあった時に使用する「118番通報」について、そのおよそ99%が無言電話やいたずら電話といった無関係の内容でした。

 第三管区海上保安本部が公開した音声です。海で船が故障したり、海上での事件に遭遇した場合の通報ダイヤルは118番です。

 去年、第三管区海上保安本部が応対した118番通報はおよそ17万件でしたが、そのうち無言電話がおよそ8万2000件、いたずら電話はおよそ9600件などと、全体の99%が無関係の通報でした。

 「消費者ホットライン」の188番や消防・救急の119番と間違える電話もありますが、いたずら電話のほとんどは、発信者が身元を隠すために非通知の設定で掛けられていて、悪質性が高いということです。

 第三管区海上保安本部の担当者は、本当に助けが必要な人の携帯電話が非通知設定になっている可能性があるため、非通知の電話であっても対応しています。

 こうした悪質ないたずらは過去にもありました。

 2002年、神奈川県の男性が江の島に「不審者が潜水艦で上陸した」という虚偽の通報をしたことで偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、懲役2年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡されました。

 第三管区海上保安本部は、悪質な場合には警察に相談するとしていて、いたずら電話はやめてほしいと呼び掛けています。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース