山火事で、避難解除となった地域でカキの養殖を行う男性は、仕事の再開に向けた準備に追われていました。
大船渡市の赤崎町清水でカキの養殖を営む志田和夫さん(73)。
先月26日に発生した山火事で避難生活を続けていましたが、避難指示が解除され、9日ぶりに家族とともに帰宅しました。
カキの養殖を営む志田和夫さん 「きょうは本当は落ち着きたいんですけど、船を対岸に預けてあるのでそれをまずは取りに行って、カキの養殖をしてるんですけど、その準備をしたいと思っています」
1週間以上の避難所生活で作業ができず、養殖の準備にも遅れが出ているといいます。
カキの養殖を営む志田和夫さん 「本当に被災した人たちもいるんですよ。素直に喜んでいいのか分からないんですけど、自分としては一安心です。まず1回、ひと安心してゆっくりひと寝入りしてから、それからまた考えたいなと思います」