カナダでトルドー首相の後任を選ぶ与党・自由党の党首選が行われ、元カナダ銀行総裁のマーク・カーニー氏が当選しました。
カナダで2015年から政権を率いてきたトルドー首相がインフレなどによる支持率低下で辞任を表明したことを受け、後任を選ぶ党首選挙が9日行われました。
事前に登録した党員による投票の結果、元カナダ銀行総裁のマーク・カーニー氏(59)が当選しました。
アメリカのトランプ政権とどう向き合うのかが一番の争点となり、カーニー氏は、アメリカが課す関税と同額の報復関税をかけるべきだと強調していました。
また、「危機管理や交渉力に加えて、経済の知識も必要になる」とアピールしてきました。
今後、トルドー氏が正式に辞任した後、新たな首相に就任することになります。