今年、「春闘」で多くの大企業が賃上げに応じるなか、全国の国立病院では看護師や職員の賃金が上がらず、一斉にストライキを行いました。
13日朝、全国の国立病院約120カ所では勤務する看護師などからなる「全日本国立医療労働組合」の組合員らが、それぞれの病院で1時間ほどのストライキを実施しました。
組合では常勤の職員で月5万円、非常勤職員では時給280円以上のアップを求めていますが、病院側は業績悪化などを理由に、これまでに十分な回答をしていないということです。
病院の職員 「0(回答)というのは想定していなかったので、軽んじられているなと感じています」 「この働き方には到底、見合っていない、もっと上げてほしいという声はもちろんあります」
地域によっては手当の額が減るなどして実質マイナスとなる場所もあるとして、組合は今後も賃上げを求めていくとしています。