海上保安庁が岡山県玉野市の造船所で建造している大型巡視船の進水式が12日、行われました。
船首を覆っていた紅白の幕が取り除かれ、「だいとう」という名前が披露されました。
発注した海上保安庁や船を建造した三菱重工の関係者ら約30人が命名を祝った後、進水式が行われました。
「だいとう」は海上保安庁が日本の領海警備や海上犯罪の取り締まり、海難救助などのために建造を進めている大型巡視船です。
全長120m、排水量は3500tで建造費は約136億円です。
今後は周囲の船に電光掲示板で停船命令や防災情報などを伝える装置や、火災が起きた船の消火と不審な船への威嚇に使う「遠隔放水銃」などを搭載する作業を行います。
2025年度中に海上保安庁に引き渡される予定です。