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製鉄工場の土壌汚染で調査 周辺の井戸で「飲用利用なし」を確認 香川・高松市

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 高松市朝日町の製鉄工場の敷地から基準値を上回るカドミウムなどが検出された問題で、高松市が周辺の住民などへの健康の影響を調査した結果、飲み水として使っている井戸がなかったことが分かりました。

 土壌汚染が発覚した2月25日から3月12日にかけて、周辺の半径500m以内の住宅など664軒にチラシをポスティングするなどして調べたところ、井戸水を飲んでいるという申し出はありませんでした。

 この問題は、東京製鐵の高松鉄鋼センターが敷地内の土壌と地下水を自主調査したところ、土壌から「カドミウム及びその化合物」など8つの物質について、土壌汚染対策法の基準値を上回る量が検出されたものです。地下水からは、「フッ素及びその化合物」など3つの物質が、基準値の最大5.6倍に当たる量で検出されました。

 高松市は、周辺に健康被害が生じる恐れがないことから、高松鉄鋼センターの土地の一部について、土壌汚染対策法に基づき、汚染の除去などの措置が不要な区域に指定します。汚染した土壌を適切に管理するよう指導を行うことにしています。

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