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笠岡湾干拓地の「ふん臭」対策 笠岡市が新年度の取り組み発表 悪臭を吸着するメッシュシートの効果検証など 岡山

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 笠岡湾干拓地で飼育されている牛のふんなどから発生する臭いを減らそうと、笠岡市が12日、今後の取り組みを示しました。

(笠岡市/栗尾典子 市長)
「皆さんが干拓地の農業に理解を示していただいて、そういう臭いも多少は受け入れることができる。でも窓を開けて、さわやかに過ごすこともできるんだよというところを着地点に持っていきたいと思っています」

 畜産業が盛んな笠岡湾干拓地では約1万頭の牛が飼育されていて、ふんなどから発生する臭いが市街地に影響を及ぼしています。

 笠岡市の栗尾典子市長は新年度以降の対策として悪臭を吸着するメッシュシートを牛舎の壁に貼り付けて、効果を検証することを発表しました。

 また物価高騰などにより、牛の寝床に敷く「おがくず」の入手が難しく、取り替えの頻度が減ることで悪臭の原因になりやすいと指摘。竹を使ったチップなど安く手に入る材料を新たに開発し、試験導入したいと説明しました。

 これらの対策費用として、笠岡市は新年度予算案に1200万円余りを計上しています。

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