労働組合が経営側に賃上げなどを求める春闘で、12日が大手企業の集中回答日だった。多くの企業が「満額回答」するなかで、要求を上回る満額以上の回答する企業もあった。
ホワイトボードに書き込まれる「満額」の文字。今年も大企業では「満額回答」が相次ぎ、中には8%以上の賃上げ率をとなった企業もあった。
電機は各社回答が出そろい、日立や富士通など満額回答が出ている。餃子の王将を展開する王将フードサービスは、月3万円を超える満額以上の回答。自動車では、トヨタ自動車が5年連続の満額回答となった。
トヨタ自動車 東崇徳総務・人事本部長 「満額に込めた思いというのは、働いているメンバーの実質賃金をしっかり守って不安なく働いてほしい。組合員の生活を守る、活力にしてほしい」
相次ぐ満額回答に、経団連の十倉雅和会長は「思っていたよりスタートダッシュがすごいなと」と述べた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年3月13日放送分より)