カナダのカーニー首相は議会下院を解散し、4月28日に総選挙を実施すると表明しました。関税などを巡り、アメリカのトランプ政権への対応が焦点です。
トルドー前首相の辞任表明を受けて首相に就任したカナダのカーニー首相は23日、「トランプ大統領の不当な通商政策や主権に対する脅迫でカナダは最大の危機に直面している」と述べ、アメリカとの交渉に取り組む姿勢を強調しました。
カナダでは、トランプ大統領の「カナダはアメリカの51番目の州になるべき」との主張に反発が強まっています。
こうしたなか、カーニー氏率いる与党・自由党への支持が広がっていて、4月28日に行われる総選挙ではアメリカへの対応を巡り野党・保守党との激しいつばぜり合いが予想されています。