図書館で今、「レンタル植物」が人気です。きっかけは鶴の一声でした。
■図書館で「レンタル植物」
小さな器に植えられた“観葉植物”。そのそばには可愛いヒヨコのマスコットが添えられているものも。
利用者 「緑があると心が和らぐというか、視界にいてくれるとカップも可愛いし良いと思う」
親子連れも癒されている、その場所は「図書館」。実はこれ、図書館の決まった場所に置かれた“観葉植物”ではありません。
松本市中央図書館 町田絵美さん 「植物のレンタルが人気です」
この図書館では本などの貸し出しだけでなく、“植物”もレンタルすることができるのです。
2024年からスタートした“レンタル植物”サービス。無料で徐々に利用者が増え、人気となっています。
松本市中央図書館 町田絵美さん 「申し込みの手続きもいらなくて、置いてある植物を来た時に持って行ってもらって帰る時に元の場所に戻してもらえれば、いつでも自由に持って行けるもの」
“館内限定”ではありますが、利用者にホッと一息付いてもらう癒しの「レンタル植物」サービス。そのきっかけは…。
松本市中央図書館 町田絵美さん 「私が個人的な趣味で育てている植物を(同僚に)おすそわけしようと持ってきたのが始まり。それを見たうちの館長が『レンタル植物の取り組みに、それを使ってみたらどうかな?』、鶴の一声でやってみようで」
この“鶴の一声”で始まったレンタル植物サービス。館長は町田さんが持ってきた植物を見て「これだ!」と、ひらめいたそうです。
今では他のスタッフも植物を持ち寄り、1階と2階に合わせて20鉢ほどが置かれています。
松本市中央図書館 町田絵美さん 「緑を見てほっこり一息ついてもらえる時間を図書館で作れたらいい。ぜひ、和んでほしいと思う」