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15年以上休校していた離島の小中学校が再開 春に子どもがいる2世帯が移住 香川・丸亀市

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 10年以上の時を越え、島に子どもたちの元気な声が戻ってきました。人口減少のために休校が続いていた丸亀市沖の離島、広島の小中学校が再開しました。

(記者リポート)
「丸亀港から約10kmほどの場所にある塩飽諸島。その中で最大の島、あちらが広島です」

 4月1日時点の広島の人口は177人、そのうち高齢者の割合は約75%です。そんな広島にこの春、子どもがいる2世帯が移住してきました。

 丸亀市は中学校だった建物を2024年から改修し、新たに小中学校として整備しました。そして10日の学校復活にあわせて「再開校式」と入学式を開き、地域住民も一緒にお祝いしました。

 小学校には2年生ふたりと5年生の3人が、中学校は1年生1人が通います。小学校は15年ぶり、中学校は16年ぶりの再開です。

(島の連合自治会長)
「島で心を磨いて、体をしっかり鍛えていただきたたいと思います」

 式の後、児童と生徒4人と保護者、先生が校庭で記念撮影をしました。

(中学1年)
「楽しく過ごせたらいいな。海があるのが一番気に入りました」

(小学5年)
「(島の)いいところは、自然が豊かで周りの人がしゃべりかけてくれるところ」

(小学2年)
「(再開校式は)楽しかった。(Q.何が楽しみ?)森、海」 

(保護者)
「島の方の温かい人柄に触れながら優しい人に育ってほしい」

(島の人は―)
「私もこの年だから、にぎやかにしてくれたらそれでいい」

 香川県には、児童・生徒数が10人未満の離島の義務教育学校が2025年4月10日時点で4校あります。
 10日に再開した広島小・中学校(小学生3人・中学生1人)のほか、丸亀市の本島小・中学校(小学生5人・中学生5人)、高松市の男木小・中学校(小学生9人・中学生3人)、観音寺市の伊吹小・中学校(小学生4人・中学生4人)です。

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