アメリカのブッシュ政権で国務副長官を務め、日米外交や安全保障に影響を与えたリチャード・アーミテージ氏が死去しました。79歳でした。
知日派で知られたアーミテージ氏は、2000年に対日外交の指針となる「アーミテージ報告書」を超党派で作成し、日米関係の緊密化や日本の集団的自衛権行使を提案しました。
共和党のブッシュ政権下では国務副長官を務め、同時多発テロ事件やイラク戦争を巡る混乱に対応したほか、在日米軍の再編問題などにも携わりました。
自身が設立したコンサルティング会社によりますと、アーミテージ氏は13日に肺塞栓(そくせん)症で亡くなったということです。
ベトナム系などの移民の子どもを養子として育てたことでも知られています。
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