犯行を事前に計画していたのか。都内在住の容疑者が事件の2日前の夜には大阪府にいたことが分かりました。
■東京からなぜ大阪?男の足取り
児童は保護者や警察官に見守られながらの登校です。
保護者 「道も狭いからもともと怖かったんですけど、こんなことがあって余計に怖くて」
大阪市西成区で小学生の列に車が突っ込んだ事件。
殺人未遂の疑いで逮捕された矢澤勇希容疑者(28)の事件前の足取りが分かってきました。
犯行に使われた白い車。東京在住の容疑者が借りたレンタカーです。
関係者への取材で、この車は事件の2日前、先月29日午後7時すぎに矢澤容疑者が新大阪駅近くの店舗で借りたものだということが分かりました。
返却予定は今月1日午前8時。つまり、期限をすぎてから事件を起こしたことになります。
そして…。
当時の状況を聞いた人 「(車が)だんだん壁に向かって幅寄せしていって、子どもが挟まれてひかれているのに、ずっと進んでいっていたと」
現場にはブレーキ痕がなく、事件の直前、車が児童の列の方へ向きを変える様子も目撃されています。
捜査関係者によりますと、「前の仕事は放射線技師で先月、自主的にやめた」と話しているという矢澤容疑者。
警察は矢澤容疑者に明確な殺意があったとみて捜査を進めています。
2日午後、矢澤容疑者の父親が取材に応じ、「仕事をやめたことは知らなかった。自分が親なら絶対に許さないし、ふざけるなと思う」などとコメントしました。