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遺族「事故減らす法律に」 群馬・伊勢崎市“危険運転”3人死亡事故

社会

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 群馬県伊勢崎市でトラックに衝突された3人が亡くなってから1年が経ち、遺族は「危険運転」を巡る法改正に向けて、「事故を減らす法律になってほしい」と訴えました。

湊斗くんの母親 「事故が起きた日で止まっている」

 去年5月、伊勢崎市の国道で反対車線にはみ出したトラックに巻き込まれて塚越正宏さん(53)、寛人さん(26)と湊斗くん(2)の3人が亡くなりました。

湊斗くんの母親 「今の生活と事故が起きた事実は切り分けて生活している」

 決して消えることのない苦しみと向き合い続けた1年。

湊斗くんの母親 「思い出して温かい気持ちになることもあるが、やっぱりもういないんだって、1番悔しいのは3人だと思うので」

 3人の命を無駄にしないために何ができるのか、考え続けた1年でもありました。

 事故を起こしたトラック運転手の鈴木吾郎被告(70)は「過失運転致死傷罪」で起訴。

 しかし、飲酒運転をしていたとみられることから遺族はより刑が重い「危険運転致死傷罪」の適用を訴え続け、変更が認められました。

湊斗くんの母親 「危険運転致死傷罪にしてもらわないと、飲酒しても“過失”で済んでしまうという、飲酒運転に対する意識がどんどん甘くなっていく」

 「危険運転致死傷罪」を巡っては、一定の適用基準を設けることの検討も始まるなど法改正に向けた動きも活発化しています。

湊斗くんの母親 「(事故を)起こさないことが第一だが、起きてしまった事故に対する罰を重くすれば事故は減るんじゃないか。飲酒運転は“過失”ではなくなるという法律にはなってほしい」

 “3人は「危険な運転」によって亡くなった”これから始まる裁判でそう認められれば、新たな一歩につながるかもしれないといいます。

湊斗くんの母親 「(3人が)いなくなったことに変わりはない。恨みとか憎しみがやわらげばいいなと、前に進みたいとは思う。それも時間がかかるんだろうと」

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