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流水の中を歩き浸水した家のドアを開ける体験も…風水害を模擬体験できる施設完成 市民の防災意識向上へ 岡山市

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 市民の防災意識の向上を図る体験型の新しい施設です。岡山市の消防署に、市民が風水害から身を守るため、水害などを模擬体験できる施設が完成し、9日報道関係者に公開されました。

 岡山市南区の南消防署に完成した「岡山市消防教育訓練センター水難救助訓練施設」です。消防職員の水難救助への対応力と市民の防災意識の向上を図るため、2021年度から整備を進めていました。

 地上3階建てで総事業費は約10億8000万円です。施設には市民が風水害を模擬体験できるエリアがあります。

(記者リポート)
「こちらでは流れる水の中を歩く体験ができます。流速は2.5メートルということなんですね。ここからは50cmの深さになります。結構、水圧がありますね。手を離すとちょっとぐらぐらしますね、ちょっと危ない危険な感じがします」

 浸水した家のドアを開ける体験ができるコーナーです。水の深さは50cm、大人の男性でも水圧でなかなか開けることができません。

 他にも、台風の時のような風速20メートル程度の風と100mm程度の雨を体験することができます。

 また、消防職員用のプールエリアには潜水プールがあります。水深が10mあり、水難救助隊らが潜水訓練をします。

(岡山市消防局 消防企画総務課/柳本浩行 担当課長)
「資料とか映像とか見てもやはり体験しないと分からない。沈んだ車から出るのは難しいんだなとかいうのを実際に体験をしていただき、自分や家族の命を守る行動につなげていただきたいと考えています」

 風水害の体験・学習エリアは5月23日にオープンします

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