コンビニで発生した強盗致傷事件。当初はおとなしかった男の態度がある一言で突然豹変(ひょうへん)。被害者が事件の一部始終を語りました。
■コンビニオーナーを殴打
事件は、静岡県浜松市のコンビニで起きました。
防犯カメラに映る帽子をかぶった男。“あるもの”を盗もうとした万引き犯です。
被害に遭ったコンビニオーナー 「(男が)買い物した後、商品を品定めするように店内をウロウロしていた。(“あるもの”を)買った商品の袋に入れたのを目撃したので…」
店のオーナーと言い争い、運転席の方へ歩いて行ったその時、男がオーナーを襲いました。
コンビニオーナー 「殴ることに何も抵抗がなかった。けっこう力強く殴ってきた」
手に持っていた警棒のようなものを伸ばし、また殴りかかります。
何度も、何度も。
その後、車に乗り込み逃走した男ですが、およそ40分後、コンビニから6キロ離れたガソリンスタンドにいたところを警察が発見しました。
■“万引き”男 激高した一言
強盗致傷の疑いで逮捕された、自称・経営者の高安英樹容疑者(64)。実はこの暴行の前、“ある一言”で高安容疑者の態度が豹変したといいます。
コンビニオーナー 「(男が)外に出た瞬間に『万引きされましたよね』と店長が声を掛けたら、『戻せばいいんだろ』みたいな感じで商品は戻した。でも万引きは万引きなので、自分が(店の)外に出て『警察を呼ばないといけないので(店の)裏に来て下さい』と言ったら、警察のワードで『なんだやるのかお前』みたいな感じになって殴りかかってきた。“警察を呼ばれたくなかった”というのが一つなのかな」
そして、高安容疑者が何を盗もうとしたかというと…。
コンビニオーナー 「カッターと『人体の仕組みがわかる本』と『人生が変わる本』」
警察は高安容疑者の認否を明らかにしていません。