プロ野球日本シリーズの取材パスをフジテレビから没収したことなどは独占禁止法違反のおそれがあるとして、公正取引委員会が日本野球機構=NPBに近く警告を出すことが分かりました。
関係者によりますとNPBは去年10月、TBSが中継する日本シリーズ初戦と同じ時刻に、フジテレビが大谷翔平選手が出場するメジャーリーグ・ワールドシリーズのダイジェスト番組を放映したことを理由に、フジテレビの取材パスを没収するなどしました。
公取委は、これがNPBと競争関係にあるメジャーリーグ機構などとの取引を委縮させる対応だとして、NPBに再発防止を求める警告案を通知したということです。
NPBは「警告の前提となる事実認定や評価に重要な誤りがあり受け入れがたい」とコメントしています。