香川県農業試験場の病害虫防除所は、試験場に設置したフェロモントラップで、野菜や花などに被害を与える「オオタバコガ」が平年よりも多く捕獲されたとして、19日に「病害虫発生予察注意報」を発表しました。
5月上旬から中旬にトラップにかかったオオタバコガの数が、平年は5匹程度のところ、今回は20匹だったということです。この冬に雨が少なかったことが増加に影響しているとみています。
この先1カ月の気温が高い傾向でオオタバコガの活動にとっては良い条件が続くことから、被害が増加する恐れがあるとして注意報を発表しました。
県によると、オオタバコガの注意報が発表されるのは2016年9月6日以来で、記録が残る1950年以降で2度目です。