岩屋外務大臣はフィリピンのマナロ外相と会談し、安全保障分野などでの連携強化を確認しました。そのうえで、日本人の強盗被害が相次いでいることを受けて治安の改善を求めました。
岩屋外務大臣 「まさに同盟に近いパートナーである貴国との間で自由で開かれたインド太平洋の実現に向け連携をしていきたいと思います。きょうは率直な意見交換できることを楽しみにしております」
フィリピンとは石破総理大臣が4月に訪問した際、安全保障や経済の分野での連携について合意しています。
今回、両外相は、それらについて事務レベルでの協議を実施していくことで一致しました。
また、岩屋大臣はマニラで日本人が拳銃を持った強盗に襲われるなど被害が相次いでいることを受け、治安の改善を求めました。
マナロ外相からは日本人の安全のために全力で取り組むと説明がありました。
太平洋戦争中に日本人の父親と生き別れるなどして無国籍状態となったフィリピンの残留2世を巡っては、日本の国籍取得に向けて協力していくことを確認しました。