10週連続、週末に雨となる予報です。一体なぜなのでしょうか。
■週末に雨 なぜ10週連続
30代の人 「土曜日が、特に多いなと感じている。送り迎えがちょっと遠いので自転車でかなり大変だったりする。タクシーも拾えなかったりするので、結構大変だなと思います。雨の日どうですか？」 3歳の子ども 「大変」 30代の人 「濡れるのやだ？」 3歳の子ども 「外で遊べない」
80代の人 「私にとってはダメ。出かける時に雨だと『あぁダメだ』と。『庭木に水やりしなくていいな』とは思うが、なるべく雨じゃないほうが良い」
なんだかここ最近、雨が多い気がしませんか。実は東京では、3月最後の週末から今週末まで、週末に雨が続く見通しです。
そんな雨続きの天気模様。今の時期が稼ぎ時のレジャー施設では嘆きの声が。
7inch CAMP 上矢敏幸代表 「先週は約8割キャンセルが入った。雨マークが土日についてしまうと、キャンセルが多くなる傾向にある。4月以降のキャンプ場にとってかき入れ時の毎週末雨が降ってくるのは、かなり厳しくて、売り上げにも影響が出ている」
晴れた日には富士山を望むことができる山梨県のキャンプ場では予約のキャンセルが相次いでいました。
7inch CAMP 上矢敏幸代表 「晴れていると富士山も見えるが、きょうは曇って見えない」
キャンセルは多いといいますが、屋外ならではの楽しみも…。
7inch CAMP 上矢敏幸代表 「キャンプは自然の中で楽しむアクティビティー。雨の日しか味わえないキャンプを楽しめるので、発信していけたら」
雨だからといって悲しいだけではありません。スーパーでは、お得になっている野菜が。
スーパーアキダイ 秋葉弘道社長 「非常にレタスは出来が良い。（レタスにとって）最近、天候も良くて気温が暖かくて雨がしっかり降っている」
秋葉社長によると、今安いのはレタス。一玉で100円です。
2つ購入した人（80代） 「安いですよ。あす、あさって雨でしょ。だからまとめ買い」
去年末から一時、高値が続きましたが、値段は落ち着きました。
スーパーアキダイ 秋葉弘道社長 「大玉で100円ですけど、一回り小さいLサイズだと88円くらいなので、平年に比べると3～4割安い」
雨でも人が絶えないのは、コインランドリーでした。
50代の人 「雨が多いと乾きづらい。特に仕事の場合はそれが困る。本当に助かっている」
30代の人 「（子どもの）学校に持っていくものがすぐ乾かない時は使う。雨の日に」
運営会社によると、雨が降る週末の前後はお客さんが増える傾向だといいます。
■“濡れずに”山形物産展も
今週末ぬれたくない人でも、雨を避けて楽しめるスポットがあるんです。
「フルーツ王国」山形。その魅力が目いっぱいに楽しめる「山形展」です。
70代の人 「最初からこれ食べに。すごいです。半端なかった！」
自家製ジェラートを囲むのは佐藤錦など、山形県産のサクランボ100グラム。その名に偽りなしのきらめく「さくらんぼパフェ」や、もちろんフルーツだけではありません。
山形牛ステーキ、庄内豚と国産鶏の味噌漬けをこれでもかと詰め込んだ、三重奏のステーキ弁当。さらに、100年継ぎ足している秘伝のたれで煮込んだ、ふんわりジューシーなブランド鯉の甘煮。
山形の魅力あふれる郷土の味が存分に楽しめますが、こちらのお客さんが30分並んで買い求めたものは…。
千葉・鴨川市から来た人 「（Q.何を買った？）わざわざ鴨川から『ふうき豆』買いに来た。1年に1回待ってるんです」
青えんどう豆を砂糖で炊いた「ふうき豆」は、しっとりと口のなかでほどけるような甘みが人気です。
千葉・鴨川市から来た人 「（Q.何時に出た？）鴨川発午前8時の高速バスで」 「（Q.起きた時間？）午前6時です」
なぜ、この時期に山形展なのでしょうか。
三越伊勢丹 山形展担当 長谷川良太さん 「この時期、ちょうど山形でさくらんぼがとれる時期と重なって、一番おいしいさくらんぼをこの時期にお届けするため、この時期に毎年（山形物産展を）開催している」
雨の予報は続きますが。
三越伊勢丹 山形展担当 長谷川良太さん 「館内でイートインで食べられる食事も用意しているので、雨に当たらずお楽しみいただけたら」
それにしても、どうしてこんなに雨が続くのでしょうか。
今村涼子気象予報士 「一般的な春の天気の特徴として、低気圧と高気圧が交互にやってきて何日かおきに雨が降る。今年はその中で、まとまった雨を降らせるような発達した低気圧がだいたい7日おき、1週間おきに来やすい状態。一度週末に発達した低気圧がやってくると、次にまたそういう発達した低気圧がやってくるのが週末に当たる。春というのは天気の周期性があるために同じ曜日に同じ天気が続くということがたまにある。今年は同じ周期にがっちりとはまっている状態。長く週末ごとの雨が続いている」
