パレスチナの国連大使がガザ地区で多くの子どもたちが犠牲になっている状況を涙ながらに訴えました。
パレスチナ マンスール国連大使 「(母親が動かない子どもに)話し掛け、謝っている姿を見るのは耐えれない。誰が耐えられるというのか」
パレスチナのマンスール国連大使は28日、安全保障理事会でガザ地区で多くの子どもたちがイスラエル軍の攻撃により死亡し、支援物資が途絶えて餓死している状況に涙ながらに机を拳でたたき、怒りをあらわにしました。
また、23日に南部ハンユニスで医師の自宅がイスラエル軍の空爆を受け、子ども10人のうち9人が死亡したことについて「理解できないほどの恐怖とトラウマだ」とイスラエルを非難しました。
マンスール氏は、イスラエル軍が大規模な地上作戦を再開した3月以降、「1300人以上の子どもが殺害され4000人が負傷した」と述べ、「このような状況を知りながら何もしないのは人として耐えがたいことだ」と各国に訴えました。