小泉農水大臣が2021年産の備蓄米、いわゆる「古古古米」の放出を発表しましたが、ネット上では餌(えさ)米や小泉米などの言葉が飛び交い、その味などを巡って議論が巻き起こっています。
小泉農水大臣 「うん…ちょっと固いかな」
29日、2021年産のいわゆる「古古古米」を試食した小泉農水大臣。2024年産のコメなどと食べ比べたのですが…。
小泉農水大臣 「率直に、僕はどれを食べても、おいしくいただけます。私はそこまで(違いは)分からなかったですね。職員の中では、炊き上がりの香りを指摘する職員もいましたね」
コメの高騰のなか、農水省は、まだ在庫がある「古古古米」の随意契約を中小のスーパーや街のコメ店に対象を変えて、30日にも受付を始める方針です。価格は1800円程度となる見通しを示していますが…。
小泉農水大臣 「一部、味や、そしてまた品質、こういったものについて、どうなのかと、こういったご指摘があるのも事実ですので、そこはしっかりお伝えした方がいいだろうと」
そう、国会では品質に関する懸念が指摘されていました。
国民民主党 玉木代表 「中小のスーパーに出すと言っておられるお米も、あと1年経ったら、実は餌米で出す予定だったんですよ。1年経ったら動物の餌になるようなものを安く売りますよと言ったって、そりゃ安く出ますよ」
小泉農水大臣 「特に急激な上がり方をしているのがお米ですので、このお米をまずは、この備蓄米で1回、落ち着かせていく」
小泉大臣は価格を下げるための緊急措置だと強調しましたが、SNSでも備蓄米放出について論争が…。
Xへの投稿 「味に違いがないなら備蓄米をぜひ買いたい」 「備蓄米の放出とコメ高騰は別物。根本的な解決ではない」 「そもそも、コメは古くなると臭いがきつくて食えたものじゃないだろう」