人道状況の悪化が深刻なパレスチナ・ガザ地区で再開された支援物資の配給に住民が殺到したため、イスラエル軍が警告射撃をして死者もでています。
イスラエル軍は27日、ガザ地区南部のラファにある支援物資を配給する拠点の近くで警告射撃を実施したと明らかにしました。
この場所では住民が支援物資の配給に殺到していて、事態を制圧するためだったと説明しています。
一方で、ガザ当局などはイスラエル軍が飢えた人々に向けて発砲したと批判したうえで、これまでに3人が死亡し、47人がけがをしたと明らかにしています。
配給を担う「ガザ人道財団」はアメリカなどが主導し、すでに4カ所の拠点で物資を受け取れるようにしていると説明しています。