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コメ高騰なのに…空前のおにぎりブーム 異業種が参入

経済

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 「おにぎり」がコメ高騰という逆風のなか、異業種が続々と参入しているんです。

■おにぎりに異業種が参入

 ほかほかの白米に好きなおかずを詰めて食べる日本のソウルフード「おにぎり」。

 実は今、空前のおにぎりブーム。

 東京・世田谷にある店、2カ月前にオープンをしたばかりですが、お昼時には店の前に列ができるほど多くの人がおにぎりを求めてやってきます。

40代 「(Q.頻度的にはどのくらい?)テイクアウトも含めると週1くらい」

10代 「店の前通った時においしそうだなと思って、インスタグラムとか見て来ました」

 これでもかと具材を詰めた大きなおにぎりを注文が入ってから作り始め、握りたてを提供するのがお店のこだわりです。

40代 「ふっくらしていて具材はもちろん、コメとお塩とのりにこだわっているなって」

60代 「並んで待って食べてもすごくおいしい。後悔ない味でした」

 ただ今はコメが高騰している状況、やはり影響は大きいようです。

おにぎり・とん汁 山太郎 樋山潤代表 「ここまで上がるとは想像していなかった。お店を出そうと計画したのがちょうど1年くらい前で、少しずつおコメ屋さんからの価格が上がっていくので、だんだん厳しいなというのが正直なところ」

 コメは新潟県産のコシヒカリを使用。大きいおにぎりを提供するために、多くのコメを確保する工夫は欠かせません。

樋山潤代表 「うちは契約農家さんと直接契約していて、ある程度のロットで仕入れている。出した時にお客様が『わあ大きい』とか、すごく喜んでくれるのは感じられるので価格が上がってもこのサイズで提供したい」

 コメ高騰の影響で苦しい状況が続くなか、おにぎり専門店の数はこの5年間でなんと1.7倍も増えています。

 そんなおにぎり業界に今、驚きの異業種が続々と参戦しているんです。

 大手喫茶店チェーンを経営する「コメダ」が、今年2月からおにぎり専門店をオープン。姉妹店で提供していたおにぎりモーニングの人気を受けて、専門店を始めたといいます。

 独自にブレンドした専用のおコメを使用。こだわりのおにぎりを販売しています。

 なかには、こんな異業種もおにぎり業界に参戦していました。

 全国に350店舗以上を構える雑貨店「3COINS」の中にあるおにぎり屋さん。その名も「スリコオニギリ」。3カ月前に原宿本店の中にオープンしました。

 富山県産のコシヒカリを使用し、全国の郷土料理を取り入れて作られた9種類のおにぎりを販売しています。

 北海道のサケと味噌を使った「鮭のちゃんちゃん焼き」や山形の枝豆ごはんをアレンジした「枝豆&ツナマヨ」が大人気だといいます。

40代 「雑貨屋さんに食べ物があるのが、すごく意外な感じがした」

 なぜ3COINSがおにぎり屋を始めたのか。それは原宿という土地が関係していました。

3COINS 広報担当 小林まりあさん 「原宿本店のショーケースでは今までフルーツサンドだったりとか、様々なトレンド感のある食べ物を置いてきたけれど、昨年の春頃に日本らしいおにぎりをやってみようとなった」

 ただ、コメが高騰しているなかで、おにぎり屋を始めて大丈夫なのでしょうか。

小林まりあさん 「できるだけ旬の食材を使ったりとか、1日で売り切れる数のみ生産しているので、そういうところで工夫している」

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