東北新幹線が東京駅と仙台駅の間で運転を見合わせたトラブルで、故障した車両は納品後に安全性を確認する「試運転」の最中だったことが分かりました。
17日午前11時30分前、東北新幹線の回送列車が宇都宮駅と那須塩原駅の間で加速できなくなる車両故障が発生し、約5時間半にわたって東京駅と仙台駅の間の上下線で運転を見合わせました。
その後、故障した車両は新しく納品された後に一定の距離を走行して安全性に問題がないかを確認する「試運転」の最中だったことが分かりました。
これを受け、JR東日本は故障した車両と同じ「E8系」について単独運転を取りやめることを発表しました。
一連のトラブルで約5万4700人に影響が出ていて、18日も東北新幹線や山形新幹線の一部の列車で運休が発生するということです。