新興国で構成されるBRICS首脳会議がアメリカの関税措置に「深刻な懸念」を表明したことに関し、トランプ大統領はBRICSに同調する国に10%の追加関税を課すと主張しました。
トランプ大統領は6日、自身のSNSに「BRICSの反米政策に同調するいかなる国に対しても追加で10%の関税が課せられる。例外はない」と投稿しました。
BRICS首脳会議は6日から2日間の日程でブラジルのリオデジャネイロで開かれ、中国やロシア、インドなどが参加しました。
共同宣言では、アメリカを念頭に「一方的な関税措置に深刻な懸念を表明する」としたほか、先月のイランに対する攻撃を「国際法に違反する」と非難しました。
トランプ大統領は投稿の中で「反米政策」の詳細を明らかにしませんでしたが、共同宣言の内容に反発したものとみられます。