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トカラ列島近海の地震活動と南海トラフ地震は「関係ない」 検討会会長

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 南海トラフ地震の検討会で会長を務める専門家は、先月からトカラ列島近海で相次ぐ地震活動は南海トラフ地震と「科学的には関係ない」との見解を示しました。

 気象庁によりますと、鹿児島県のトカラ列島近海では先月21日から地震活動が活発になり、今月7日午前10時までに震度1以上の地震を1590回観測しました。

 南海トラフ地震の評価検討会で会長を務める東京大学の平田直名誉教授は7日の会見で、先月から続いているトカラ列島近海の地震活動と南海トラフ地震の関連について問われると、「科学的な意味で関係ない」との見解を示しました。

 トカラ列島近海で地震活動が起きた後に国内の離れた場所で大地震が発生するといった情報がSNSで拡散されていることについては「トカラ地域の地震活動と他の地域の地震活動に何か関連があるというデータはない」と述べました。

 一方、日本はどこでも地震が起きるため、「安心していいわけではない」として、いつ地震が起きても命を守れるように日頃から準備してほしいと呼び掛けました。

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