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参院選 共産・国民民主の戦略 共産「自民政治を終わりに」 国民「手取りを増やす夏」

政治

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 参議院選挙で各党は何を訴えどう戦っているのか、シリーズで伝えます。9日は共産党と国民民主党についてです。

 共産党は、与党を過半数割れに追い込む「自民党政治を終わらせる」と訴えます。

日本共産党 田村委員長 「物価高騰には無為無策、アメリカ言いなりの大軍拡も当然だという。そして裏金にも全く無反省」

 今回、野党全体で議席を伸ばすことを優先し、32ある1人区のうち、立憲と競合する17の選挙区で候補者の擁立を見送るなどしました。

 幹部は「自公を少数に、という大目標に向けて一致団結した。消費減税も賃上げも訴えて、比例票で党の議席が伸びたらいい」と話しています。

 ただ、先月の都議選では議席を減らすなど支持固めに不安が残ります。

 幹部は支持者に多い高齢者にも「SNSの発信」に取り組んでもらえるよう、「ユーチューブの活用は新たな“ビラまき”です」などとアピールしています。

国民民主党 玉木代表 「現役世代しっかり応援しよう。少なくとも頑張れば頑張るほど報われると実感が持てるような制度や社会や税制にしていきたい」

 国民民主党は「手取りを増やす」で議席を4倍に増やした去年の衆議院選挙を成功体験に、「手取りを増やす夏」を掲げました。

 今回、改選議席の4倍となる16議席以上を目指し、予算を伴う法案を単独で提出できるようにしたいとしています。

 教育予算を増やすために国債を発行することや、外国人のスパイ活動防止対策なども訴えて若い世代や保守層への支持拡大を狙います。

 ただ、幹部は「これまで自民党に失望した強硬な保守層の一部が流れてきていたが、今回彼らは参政党に行っている」と分析しています。

 それでも、候補者擁立を巡る混乱で起きた批判はいったん収まったとみていて、「この凪を追い風にしたい」と話しています。

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