香川県善通寺市議会の議員が市の職員にハラスメント行為を行っていたとして、市が市議会に対して事実関係の調査などを求めました。
善通寺市の辻村市長が9日、市議会の安井議長に申し入れ書を提出しました。
申し入れ書によりますと、市議会の中村晋章議員が市の職員に対し、不当な要求やハラスメント行為と思われる言動を繰り返したということです。
善通寺市は中村議員にこれらの言動をやめるよう促したものの、改善されないとしていて、状況次第では法的な手続きに踏み切るということです。
善通寺市は市議会に事実関係の確認など適切な対応を求めています。
(善通寺市/辻村修 市長)
「多くの職員の精神的・身体的負担は限界に達しつつある。このような事態が継続すれば適正な判断がゆがめられ結果として市民サービスの低下を招きかねない」
中村議員は取材に対し、「身に覚えがない。市民の方から要望を受けた際に熱をもって市職員に話すことはあるが、強い口調で話したことは全くない」と答えています。
(善通寺市議会/安井一博 議長)
「こうした行為が事実であれば極めて遺憾。事実関係を速やかにかつ慎重に確認して必要な対応を検討していきたい」