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JR芸備線再構築協議会 実証事業の予算を承認 広島県「増便1年が条件」 岡山市

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 JR芸備線の存廃などを議論する再構築協議会が9日、岡山市で開かれ、列車の増便など2025年度の実証事業の予算が承認されました。

 第4回芸備線再構築協議会には、国や沿線の自治体、JR西日本などの担当者が出席しました。

 会合では、2025年度に行う実証事業の費用1億円や、実証事業の結果について議論するための調査事業費1750万円などを盛り込んだ予算が承認されました。

 実証事業のうち観光客などに向けた増便では、新見駅と広島県の備後落合駅の間などで7月19日から約4カ月間、土日祝日に上下1本ずつ臨時列車を運行します。

 増便の実施期間についてJR西日本では「運転士不足などから4カ月が限界」としています。一方で広島県は予算の承認にあたり、「1年間の増便実施」を条件としました。

(広島県/横田美香 副知事)
「取り組みの周知から定着には一定の時間を要するということもございますし、春夏秋冬のそれぞれの季節に応じて移動需要の変化というのがどうなるかということをちゃんと見極めないといけない。(実証事業の)効果をちゃんと検証するためには1年間実施していただく必要がある」

(JR西日本広島支社/飯田稔督 支社長)
「バスをうまく活用しながら昼間の列車を増便していくことは手段としては可能ですから、どういった形での増便を考えておられるのか、もう少し深く伺いながら構成員間で議論して決めていこうかなと思っています」

 実証事業では、他にも地元住民向けにダイヤを変更することや、バス・乗り合いタクシーなどの2次交通との連携強化などが予定されています。

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