毎年10月ごろに見直される最低賃金の議論が始まりました。政府は2020年代に最低賃金1500円を目標に掲げていて、今年はどこまで引き上がるのか注目されます。
最低賃金は企業が労働者に支払う最低限の時給で、11日から厚生労働省の審議会で労働者側と企業側が引き上げの目安を議論します。
現在の最低賃金は全国平均で時給1055円で、地域別で最も高いのは東京都で1163円、最も低いのは秋田県で951円です。
政府は2020年代に全国平均1500円を目指しています。
審議会に先駆け、厚労省の前では全労連(全国労働組合総連合)など複数の労働組合が速やかに最低賃金を全国一律1500円以上に引き上げるように訴えました。