トルコ政府と40年以上武装闘争を続けたのち解散を発表していた反政府武装組織PKK=クルド労働者党が武装解除を開始しました。
PKK=クルド労働者党は11日、イラク北部の山中で武装解除のための式典を開きました。
式典には30人のメンバーが参加し、ライフル銃などを集めて、焼却しました。
そのうえで、「和平プロセスの成功に向けた善意と決意の一歩として武器を破壊する」と宣言しています。
最終的な武装解除には数カ月かかる見込みだということです。
PKKは1984年に活動を開始し、トルコ政府などからはテロ組織としても認定されています。
2月に収監されている指導者オジャラン氏が獄中から武装解除を呼び掛け、その後、解散が発表されていました。