先週の日経平均株価は節目の4万円を超える場面はありませんでしたが、3万9500円を下回ることもありませんでした。
ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「底堅い一方で上値も重い。全体的にあまり良い材料が乏しかった。一方、悪い材料もほぼ出てこなかった。アメリカのトランプ大統領が日本への関税25%を通告。30%とか35%にもし引き上げられることがあれば、もう少し株価にもマイナスの影響が出たかもしれないが、大きなサプライズはなかった。そんな1週間だった」
今週は株価に影響しそうな材料が目白押しです。特に注目されるのは、日本時間15日夜のアメリカの消費者物価指数と17日の台湾の半導体大手TSMCの決算発表です。
「トランプ関税の影響が消費者物価もしくは企業物価にどのぐらい影響しているのかを見ることになる。さらに台湾のTSMCも決算発表を控えているので、TSMCの決算の内容次第でこのところ好調だった半導体株にさらに弾みがつき、上昇の牽引(けんいん)役となり、場合によっては日経平均4万円回復の原動力になる可能性も」
(「グッド!モーニング」2025年7月14日放送分より)