日米の関税協議の合意を受けて、日経平均株価は一時、1200円以上、上昇しました。
(経済部・横山純子記者報告) 早朝に届いた一報に、市場関係者は口々に「このタイミングはサプライズだった」と話しました。
23日の日経平均は午前9時の取引開始から大きく値上がりしました。
相互関税の15%という数字について「想定よりも低かった」と受け止める声もあり、上げ幅は一時、1200円を超えました。
自動車関連を中心にほぼ全面高となり、今年の取引時間中の最高値も更新しました。
市場では「日本経済全体にとってはプラス」という声がある一方で、今回値上がりした分は短期間で消化される可能性もあるという指摘もあります。
市場関係者は今後について、来月上旬に集中する企業決算で業績予想にどう影響するのか注目しています。
また、関税協議が決着したことで石破政権の今後など政局を見極める値動きとなりそうです。